用語集

あ行

か行

さ行

仕立寸法

綴織物の完成した大きさです。
緞帳を製造する場合、緞帳が降りている時にどの客席側からも舞台の中が見えないようにするために、プロセニアムより大きく製造します。

組織 【そしき】

一般的に綴織物の“経糸”の数を表すために用いる表記で、組織を計る場合3.03㎝幅に幾つ“経糸”が通っているのかを表記します。
『組織20枚織』といった場合、3.03㎝幅に20本の“経糸”があるということになります。
組織の数字が大きくなればなるほど細かく、製作に日数が掛かり高級なものとなっていきますが、変化織などの技法は使用できません。
また織物の特性上、細かくなり過ぎますと逆に織物の良さをなくすことに成りかねませんので、当社では下記のとおりにお勧めしています。
(仕立て上がりサイズにより異なります)

  • 緞帳 組織 4枚~組織 6枚
  • タペストリー 組織 7枚~組織20枚
  • 祭礼幕 組織15枚以上

た行

経糸 【たていと】

綴織物の上下に通っている組み合わせられた糸です。
緞帳の場合、主に綿糸で染色をしない生(き)成りの糸を使用します。
綿糸20番手を6本使用して撚り合せたもの3本を、さらに撚り合せます。
その糸を4本引き揃えた糸を、“経糸”1本と計算します。
また、経糸は綴織物の組織、使用する緯糸により使用する糸と組み合わせ方は異なります。

な行

は行

把釣 【はつり】

綴織物の特性上、垂直に色分けされたようなデザインでは経糸に沿って折り返されていった緯糸同士の隙間ができます。
その隙間を把釣(はつり)と言います。
大きな把釣のできた綴織物は、織物の強度を下げます。
そのため、綴織物のデザインをする時は大きな把釣が出ないよう垂直に割るようなデザインは極力避けます。

杼【ひ】

綴織物で使う緯糸を巻き取っている道具です。
経糸に潜らせて、幾重にも綴ることにより綴織物を製造していきます。
また、当社のロゴマークも“杼”をイメージしています。

プロセニアム 【見切寸法】

客席側から緞帳を見た時に、実際に見える時の寸法です。
緞帳のデザインをする場合の基準となる数値です。
一般的にプロセニアムの何分の1かで、デザインをしていきます。
近年では可動式タイプも存在します。

ま行

や行

緯糸 【よこいと】

経糸に潜らせ綴り織り込んでいく色糸です。
使用される糸は様々ですが、反応染色に適した糸を主に用います。
組み合わせられる糸の太さ・本数・種類などは、組織やデザインによって異なります。
綴織物の実際に見える柄となる重要な部分となります。
また、“ぬきいと”、“色糸”とも、呼ばれたりします。

ら行

わ行

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